年末になりお忙しい方、会社がお休みになって、まずはゆっくりなさっている方、帰省なさる方、いろいろいらしゃると思います。私は、今年は都合により、年賀状を書く必要もなく、なんだかゆっくり気分です。
さて、その年末、日本で音楽と言えば、紅白歌合戦で好きなアーティストだけ見るとか、第9を聴くとか、お好きなミュージシャンのカウントダウンライブストリーム配信とかを見るとか、色々な方がいらっしゃると思います。
私が思い出すのは、ウィーンの中心部にあるシュテファン寺院で聴いたミサの中での『きよしこの夜』と年末恒例のオペレッタ『こうもり』や、オペラ『ヘンゼルとグレーテル』です。
そう言えば、日本で有名なベートーヴェン作曲の第9ですが、200年くらい前にウィーンで初演されたんですよね。
ここ2,3年はおとなしかったのではないかと思われますが、きっと今年はウィーンの中心部では、12月31日はシルベスター街道ができ、食べ物の屋台が出て、クラシックのみならず、ポップス、ロック、ブルース、ファンク等々、様々な音楽が流れるのではないでしょうか。でも、人気なのは、クラシック音楽のエリアかもしれませんね。
12月31日、ワルツの音楽『美しき青きドナウ』の音楽が流れます。
嫌なことも悲しいことも、ワルツの音楽と共に流していくのよ、
と言った婦人の言葉が忘れられません。