今日はですね。昨日まで少しつらい映画が続きましたので、もう少しファンタジーあふれる映画を見ました。英語名では「エンカント:魔法が満ちた家」、そして、日本名では「ミラベルと魔法だらけの家」です。ラテン音楽が満ち満ちたミュージカルアニメ。ちなみに、私が見たのは次の映画です。
私は英語のヒアリングも兼ねて字幕版を見ましたが、吹き替え版もあります。
魔法よりも強力?「エンカント」の音楽が持つ力
ちなみに、英語での題名「Encantoエンカント」とは、ポルトガル語で『魅力』とか『魅惑』の意味です。
ディズニー映画「ミラベルと魔法だらけの家」では、マドリガル家がどんなにユニークか、そして少しくらい普通であってもいいか、ということを歌い上げています。この家族、一人一人がまるでラジオのチャンネルのように、それぞれ異なるジャンルを鳴らしています。まるで、リモコンが壊れて、チャンネルが勝手に変わるようなものです。特に「私はブルーノを話さない」という曲では、家族のタブーについて歌っていますが、リズムがあまりにもキャッチーで、ブルーノのことを忘れるどころか、彼のことばかり考えてしまいます!
ミラベル:普通の子の不思議な魅力
ミラベルは、家族で唯一、魔法を使えない「普通」の子です。彼女の歌、「ウェイティング・オン・ア・ミラクル」は、本当に特別な力を持っていないことに対する彼女のフラストレーションを表現しています。彼女はまるで、スーパーヒーロー映画で唯一、マントがないキャラクターのよう。でも、映画を見ると、彼女が実は家族の中で最も「特別」な存在であることがわかります。これは、日常生活でスーパーパワーがなくても、自分のやり方で世界を変えられるという、大切な教訓です。
ユーモアと共感のバランス
「エンカント」の音楽は、家族の食卓のように、ユーモアと深刻さのバランスが絶妙です。ある瞬間は、厳格で自分の中で決まりのあるおばあちゃんが「またこの歌か!」と叫びそうなほど楽しいメロディが流れ、次の瞬間には、心に響くバラードが流れて涙腺を刺激します。これはまるで、おじいちゃんが突然感動的な話を始めたかのよう。ディズニーは、この「感動と笑いのジェットコースター」を見事に操っています。
最後に:音楽で伝える「ミラベルと魔法だらけの家」の魔法
この映画は音楽で綴られた家族の物語です。この映画は、私たちに家族の重要性、個性を認めること、そして最も大切なのは自分自身を受け入れることを教えてくれます。そして、それをとってもキャッチーな曲で伝えるのですから、耳から離れないのも無理はありません。この映画を見たら、あなたも家族の中での自分の役割を考え、もしかしたら歌いたくなるかもしれません。ただし、ご近所迷惑にならないよう、窓を閉めてから歌いましょう!
「ミラベルと魔法だらけの家」は、その音楽を通じて、私たちが日常で見落としがちな家族の絆の美しさ、個々のユニークさ、そして自分を受け入れることの大切さを、楽しく、時にはコミカルに、時には心に響く深い感動と共に伝えてくれます。
映画を見終わった後、あなたは家族を少し違った目で見るかもしれません。そして、もし家族の中に、不思議の「ブルーノ」がいたとしても、彼のことを話さないのはやめにしましょう。なぜなら、映画の中の歌が教えてくれるように、それぞれの個性が家族を豊かにするからです。
さて、この映画の世界に浸りながら、あなたの家族にどんな魔法がかけられるか、楽しみにしてみてください。あ、もちろん、映画の中のような本物の魔法は期待かもしれませんが。でも、もし突然壁が話し始めたら、それはただの魔法ではなく、多分、映画の音楽に合わせて家族全員で歌い過ぎたせいかもしれません。