音楽

「それでも夜は明ける」:映画と音楽の交差点

今日はですね。昨日に引き続き、人種差別問題に関する映画を音楽に関連付けて書きますね。

 

私個人的には、昨日の映画「グリーンブック」よりもっと胸が苦しくなりました。お決まり通りの設定なので、終わり良ければすべてよし・・・、で救われるんですが。

 

 今日の映画「それでも夜は明ける」は、奴隷制度の残酷さと人間の精神の強さを描いた感動的な作品です。

 

この映画は、音楽を通してさらに深いメッセージを伝えています。

私が見たのはこちらですね。字幕版。

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映画の概要

この映画は、1841年にニューヨークで自由な生活を送っていたソロモン・ノーサップが誘拐され、12年間奴隷として働かされる実話に基づいています。映画は、人間の尊厳と自由を求める不屈の精神を描き出しています。

 

この映画の中での音楽の役割

この映画の中で、歌は、奴隷たちの苦しみを表現する手段として用いられます。例えば、この映画の中では、奴隷たちが綿花摘みをするとき、、みんなで掛け合いながら、ゴスペルやスピリチュアルなどの曲を歌う場面があります。

現代の日本では、ゴスペルソングは、曲の一つのジャンルとしてしか見られていないかもしれませんが、彼らの心の声を代弁し、希望や解放への願いを伝えています。

日本で言えば、重機のない頃、昔の日雇い土木作業員が地ならしをするために、大きな槌を地面に打ち付けるのに「ヨイトマケ」をかけ声代わりにしていましたが、少しだけ似ているところがあるかもしれませんね。

一方で、対照的に使われていたのが、白人が奴隷への脅しとして使った歌。また、白人の娯楽として使った音楽。

使われる音楽で、見るものの感情をまるでジェットコースターのように高低させます

 

音楽と人間精神の力

映画における音楽は、人間の精神がどれほど音楽に救われるかを示しています。たとえどんなに辛い状況でも、歌一つで少しは気分が晴れる…まあ、少なくとも映画の中では。

また、苦境にある人々が音楽を通じて絆を深め、希望を持ち続ける姿は、観客に強烈な印象を与えます。

 

最後に

この映画を見て、もしあなたが涙を流さずにいられたら、それはきっとポップコーンが辛すぎたからでしょう。

 

明日は、もう少し、夢の世界の映画に行こうかと思います。

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