変わらないのは『変わっていく』こと。
ん?全然変わらない日常に見えても、実は少しずつ変わっていたりします。突然、顔にしわが出来た!のではなく、少しずつ少しずつしわが出来ていく・・・。なんだか、怪談のようになってきましたが、今日もオペラのお話です。
20世紀初頭、ラジオや映画が普及した時期には、オペラが衰退するという予測がなされていました。一部の人々は、ラジオや映画によって視聴者がより手軽にエンターテイメントを楽しめるようになったことで、オペラが時代遅れになるだろうと考えていました。
しかし、実際には、オペラは現代でも芸術の一形態として存在し続けています。ラジオやテレビ、映画が登場しても、オペラは独自の魅力を持ち続け、世界中で上演されています。
変わってきているのは、AIを駆使した演出が出てきたということですね。現代のオペラは、新しいアプローチやスタイルで制作され、より多様な観客層にアピールするようになっています。現代的な技術や演出を取り入れた『スーパー歌舞伎』というものがあるように、そのうち、『スーパーオペラ』というものも出てくるかもしれません。
オペラにおいても、現代的な技術や演出手法を積極的に取り入れ、より派手でスペクタクルな舞台を作り上げる試みはあります。例えば、映像や映像投影を活用することで、より壮大な舞台を演出する試みが行われています。また、近年では、映画館などでのライブ中継も行われており、観客が劇場に足を運ばずに、リアルタイムでオペラを楽しむことができるようになっています。
ちなみに、映画館ライブの件、ChatGPTに聞いたところ、
近年、映画館でライブ中継されたオペラは多数あります。その中でも特に知られた作品をいくつか挙げてみます。
・メトロポリタン歌劇場ライブビューイング(メトロポリタンオペラライブインHD) アメリカのメトロポリタン歌劇場で行われるオペラ公演を、世界中の映画館でライブ中継するプログラムです。毎年10月から翌年4月にかけて、数多くのオペラ作品が上映されています。
・ロイヤル・オペラ・ハウス・ライブ(ロイヤル・オペラハウス・ライブシネマシーズン) イギリスのロイヤル・オペラ・ハウスで上演されるオペラやバレエの公演を、世界中の映画館でライブ中継するプログラムです。毎年10月から翌年6月にかけて、数多くの作品が上映されています。
・LA SCALA: Live in Cinema イタリアのラ・スカラ劇場で上演されるオペラやバレエの公演を、世界中の映画館でライブ中継するプログラムです。メトロポリタン歌劇場やロイヤル・オペラ・ハウスに次ぐ人気を誇っています。
これらのプログラムで上映される作品は、オペラの名作から現代作品まで幅広く、多様な観客層にアピールしています。
だそうです。ご興味のある方は、本当かどうか調べてみてくださいね。
歌舞伎は日本で見たい、オペラも本場のオペラ座で見たい、と思うのは当然のこと。こちらは、人間の変わらぬ感情。
でも、日本で日本人が出演し、演出にAIを駆使した『スーパーオペラ』が出来たら、良いものが安く見られるかしら。また、おらが国日本のオペラ歌手が、世界にたくさん、一流として飛び立っていけるのではないかしら。と、この業界と聴衆が変わっていくことを考えつつ、変化変容を楽しみつつ、ですね。心変わりした(というより、最初から遊びのつもりだった)アメリカ人の夫を待つ『蝶々夫人』の歌を、おらが国日本の、故佐藤しのぶさんが歌う『ある晴れた日に』のYouTubeを貼っておきます。