「ずいぶん練習したでしょう?よくできるようになったわ。あなた、一番最初に歌のレッスンに来た時のこと(3,4ケ月前くらい前のこと)を覚えてる?『もう歳だから』って言ってたのよ。私は、まだまだあと何十年も先があるのにって思ったけど。」
自分で自分の枠を作ってしまうというのは、恐ろしいことだと思った。
ここ3,4ケ月で何がおこったかというと、身体の作り直しをしながら、自分の声種まで全然違うことを知ったこと。声もずいぶん高いところまで出るようになったんです。あともう少し自由に高い声を出せるように、日々の体操を追加され中。
人生の中で休みながらも、何年も歌の練習をしてきたけれど、ここ何か月かで、歌い方への癖を取って頂くうちに、自分への思い込みという枠が外れ、だいぶ自由になってきたのです。
癖って、思い込みという枠でもあったのね。
出来ないのも、苦しいのも自分。でも、望めば、その枠を取り除くために助けてくれる人や存在はいるかもしれないし、動ける自分もいるかもしれない。
一歩一歩しか進めないけれど、進んでも下がっているように感じるかもしれないけど、枠を作らず、少しずつ動いてみようと思います。
*自分のなかの枠より、もっと大きな世界が広がっているかもしれない
10月4日(水)東京国際フォーラムにてオペラ『アンドレア・シェニエ』上演。チケットぴあで買えますが、関係者からだと多少割引がありますので、ご興味のある方はメッセージを下さいませ。
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